こんにちは、コピーライターの鳳花です。
【ステージ4の乳がんだとわかって|心の整理がつかないままの1ヶ月】の続きです。
今回は、母が初めての抗がん剤治療(AC療法)をやり切るまでのお話をします。
この記事は、治療中の母の心情がメインに書かれています。 詳しい副作用とその対策については、 【乳がんのAC療法による副作用|1日ごとの記録から対策まで】 で書いていますので、そちらをご覧ください!
2019/1/8 抗がん剤治療開始
抗がん剤治療が始まった。
AC療法は6割の人が効くと言われた。自分は絶対聞く方に入ると信じていた。
副作用はえげつなくキツくてしんどかった。フラフラになる。
でもめっちゃ元気に振る舞おうとした。
病人だと自分で思うと、そのまま弱い心に流されていくと思ったから。
この時は突っ張ってたのもあって、「がんでかわいそう」と思われるのも嫌だったし、周りにも「普通に接して」と言った。
本当にしんどいところを誰にも見せられなかった。
「大丈夫やから」
「普通やから」
「もう復活したから」
と無理して言った。
1回目で、外に出ているがんが少し引いているのが目に見えて分かった。
7.5センチの胸の腫瘍とは別に、リンパにも大きい腫瘍ができていたのだが、それが少しおさまった。
乳首の形が少し普通になった。
効いてるんだなと思えた。
(この時点で、左胸・リンパ・皮膚に転移。皮膚は全身に転移する恐れがあるのでステージ4扱い)
2019/5/9 CT検査
5/9、CTを撮ると、やっぱり腫瘍は小さくなっていた。
「このまま治るかもしれへん」と思った。
でもこの時点でも、手術は考えていないと言われた。
でも、治るんじゃないかと思えた。
副作用がしんどくても、
「もうちょっと頑張ろう、もうちょっと頑張ろう」
と思えた。
AC療法は副作用がキツすぎて6回できない人もたくさんいると聞いていたけど、6回できた。
副作用の対処の仕方がわかってきて、最後はちょっとだけ楽になった。
がんも目に見えて薄くなってきていた。
【乳がんの抗がん剤治療の体験談|むくみが激しいドセタキセル療法】に続く
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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