乳がんの子宮及び両側卵巣への転移が発覚|余命宣告を受けて、今

寝てるはなちゃん ブログ開設の経緯

こんにちは、コピーライターの鳳花です。

乳がん全摘手術成功後|辛かったことと嬉しかったこと】の続きです。

今回は、元気な母が突然余命宣告されたお話です。


乳がんは治ったと思った

副作用が抜けてくる

もうがんは治った気でいた。

抗がん剤の種類が変わったから、髪の毛も生えてきた。

生理が始まる前みたいな軽い出血があったから、
「生理も戻ってくるんや」と思った。


手術から約4ヶ月経った 2020年1月のCT検査では何もなかった。
 

4月のCTも「一応画像残しときたいから」と言われ、
「あーはい」って軽い感じで撮った。

お医者さんも経過は順調だと思っている感じだった。

 

定期検診で暗雲

そのCTが予想外の結果だった。

「子宮が腫れてる。これはがんの可能性が高い。
子宮筋腫とか良性のものだったら、こんなに早く大きくならない。
原発が子宮だったらまた治療法が変わる。」

とお医者さんは言った。


その時は手術の話をされたから
「あ、取れば大丈夫なんや」
と思った。

CTで子宮はよく分からなかったから、触診もしてもらった。
出来物がいっぱいで腫れてると言われた。
MRIをすぐ撮った。

 

2020/4/23 余命宣告

MRIで、摘出できる範囲ではないと分かった。

診断は「乳がんの腹腔内播種、子宮及び両側卵巣転移」


余命が出た。
半年。


余命って、2.3年の感じで出るものだと勝手に思っていた。
短すぎて、頭が追いつかない。

余命が半年でも、元気に動ける期間はもっと短いかもしれない。


お医者さんには、
「新しい抗がん剤が効くのに賭けましょう」
と言われた。


生きたい。

これからどう生きるか

こんなに元気なのに急に余命が出て、これからどうすればいいか分からず、

「自分はどういうスタンスでいればいいのか。
治ると思っていて、次のCTで全然効いてなかったら…
気持ちが落ちるのはこれ以上耐えられない。」

と、お医者さんに相談した。


「前とは治療の目的が変わっている。
薬が効けば現状維持、半年の余命を1年とかに、
どうにかしてのばす治療法に変わっている。

前は治すための治療、今はのばすための治療。

薬が効いてるからといって5年10年はない。
だから1日1日を大切にしてください。
家族との時間を大切にしてください。」

と言われた。

現在は、ゲムシタビン療法という新しい抗がん剤治療を受けている。
 

もっと生きたい。やりたいこともいっぱいある。
子どもたちの結婚式も見たい。


生きたい。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
これまでの経緯は、これでおしまいです。

記事への感想、もっと知りたいこと、相談したい事などありましたら、ぜひお気軽にコメントをお願いします!精一杯答えさせていただきます。

コメント

  1. wampa より:

    初めまして。

    お母様と同じトリネガ乳がんステージ3で闘病中の者です。
    (年齢はお母様より若干下です)

    お母様は、今までに遺伝子検査はされましたでしょうか?

    私は、トリネガ乳がんであることと、発症の年齢から、医師に
    遺伝子検査を勧められ、BRCA1の遺伝子変異が見つかりました。

    このタイプの遺伝子変異を持つ人は、乳がん、卵巣癌、漿液性子宮体がんを
    発症するリスクが高くなります。
    (ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが手術したことで
    有名になりました)

    既に検査済みでしたら申し訳ございません。
    ただ、遺伝子変異があるなら、オラパリブ(薬品名「リムパーザ」)
    等の分子標的治療薬が使える可能性があると思ったもので、つい
    コメントしてしまいました。

    お母様の闘病、大変なこととお察しいたします。
    でも、お母様には鳳花さんのようなお嬢さんがいて、本当に心強い
    ですね。

    お母様の回復を心よりお祈りしております!

    • 鳳花 鳳花 より:

      wampa様、はじめまして。コメントありがとうございます!母も私もwampa様のコメントを嬉しく思っています😊

      遺伝子検査についてですが、以前に検査したところ遺伝子変異は見つかりませんでした。
      「遺伝子変異が見つかってよかったですね」と言うのもおかしいのですが、wampa様の治療の選択肢が広がったことは嬉しく思います!

      私は泣き虫なので母の力になれているのか分かりませんが、これからも頑張ります😊
      母も、同じトリネガ乳がんの『同志』がいると感じられて心強いと言っていました。

      wampa様のコメントで、親子共々心が温かくなりました。
      乳がんの闘病は、そばで見ていても本当に大変で辛いのだと分かります。
      どうか無理なさらないでくださいね。
      wampa様にたくさんの幸せが訪れることを願っています。
      一緒に頑張りましょう♪ありがとうございます!

    • wampa より:

      遺伝子検査は既になさったのですね。
      お役に立てず申し訳ございませんでした。

      ただ、もし遺伝子変異があったとしたら、お母様は「治療の選択肢が増える」事よりも、鳳花さんに遺伝子変異が受け継がれている可能性を考えて悩まれたと思います。

      本当に、何が「いいこと」なのか分からないですよね…。

      暑さとコロナ禍で、通院も大変なことと存じます。
      お母様、どうか体調にお気をつけて。
      影ながら応援しております。

    • 鳳花 鳳花 より:

      お役に立てないだなんてとんでもないです!!母のことを考えてメッセージをくださったことその自体がありがたいです!

      母の気持ちがわかるくらい、しっかりブログを読んでくださったのですね。本当にその通り、検査結果が出るまで「子供に遺伝していたらどうしよう」と思ったそうです。
      看護師さんには「遺伝してても子供は気をつけるから、もしがんになっても早期発見できて良い」と言われたそうですが…
      私は自分のこと何も考えてなかったです笑 母が生きててくれていたらそれで幸せなので😊

      ==
      以下、母からです。

      がんになってしんどくて、身内でも色々あって本当に苦しいけど、一つだけよかったことがあります。それは「人に恵まれたこと」です。
      看護師さんもお医者さんも、子供たちも私を一生懸命支えてくれました。こうしてwampa様からコメントをいただけたことにも、人の温かさを感じることができて嬉しかったです。

      同じがん患者として言います。頑張ってください。
      wampa様も、暑さとコロナで思うように動くこともできず大変だと思います。
      どうぞご自愛ください。
      ==

    • wampa より:

      ありがとうございます。
      一緒に頑張りましょう!!

      鳳花さんの結婚式で留袖を着て、お孫さんを抱っこして…、まだまだイベントが盛り沢山ですからね!!

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