こんにちは、コピーライターの鳳花です。
【乳がん全摘手術|術前術後それぞれの葛藤】の続きです。
今回は、手術が成功して少しずつ日常生活を遅れるようになった母が、嬉しかったことと辛かったことをお話しします。
この記事は、術後の経過が母の心情をメインに書かれています。 詳しい術後経過については、 【乳がん全摘手術後の経過|痛みや見た目に悩んだ1ヶ月】 で書いていますので、 そちらをご覧ください!
辛かったこと=見られること
傷口を治すための休薬期間もあって、10月にTS-1開始。
手術が成功したのも聞いていたし、もう治った気でいた。
放射線療法はキツかった。
広範囲に皮膚移植をしたから、乳房の全摘手術の中でも、皮膚移植をしていない場合と見栄えが全然違う。
技師さんが患者に対して何の感情も持たないのは分かっているが、
「女じゃなくなった自分」を見られるのがすごく嫌だった。
女の看護師さんに見られるのでさえ辛かった。
でも放射線はやらないといけないし、頑張って行った。
気持ちとの闘いがすごかった。
半年以上経った今もまだ、傷を見て
「あー、無いんや」
って自分の体を受け入れられずに闘うことがある。
嬉しかったこと=働けること
傷もあるし、手足は副作用で痺れたまま。
でも、お金もないし派遣で働き始めた。
人よりハンデがある。人一倍頑張らないと一人前になれない。
だからめっちゃ頑張った。
大変だったが、働ける喜びはすごかった。
ちょっとしたことが感動だった。
「派遣じゃなくて、直々にパートに来て欲しい」
とお願いされることもたくさんあった。
「こんな状態でも自分に需要があるんや。認めてくれるところがあるんや」
とすごく嬉しかった。
不倫という形で夫に裏切られ、ぐちゃぐちゃだった心。
求められると言うのはすごく響いた。
がんはもう治った気でいた。
自分の体の変化を受け入れるのは、相当辛かったようです。
私も、大好きなお母さんが頑張った証なのに、傷跡を見るのに7ヶ月以上かかりました。
「ほんまにガンなんや」という、分かりきった事実を突きつけられるのがどうしても辛かったんですよね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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